先月に続き、今月もまた北海道へ野生のアザラシを見に行ったお話。

この記事は↑の続きです。
別海・根室で野生のアザラシを見る旅第二弾②
3日目
少し早めに起きて野鳥でも探そうかな~と思ったら…
今日も霧です!
鳥も飛んでいない…せっかくカメラと三脚を出したので、とりあえず風連湖を撮っておきます。
トドワラみたい。野付半島のトドワラはもうほとんど残ってないですが…
エゾシカたちがお食事中でした。
昨夜とこの日の朝はコテージのレストランがお休みの日とのことで、自分たちの朝食は根室市内のご当地コンビニまで買い物に行きました。
タイエー!(写真撮り忘れたので別の日の別店舗の写真です…)
函館のハセガワストアと同じコンビニでこちらもセイコーマートが運営されてるようです。
ハセストといえばやきとり弁当ですが、もちろんこちらにも…
やきとり弁当~!なんと24時間焼き立てで用意してくれます。イートインでいただきました。
晴れていたら納沙布岬に行きたかったのですが霧がすごかったのでコテージに戻って一休み。
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この日は更に2名のアザラーさんと合流して霧多布岬へ行く予定です。
まずは浜中駅で釧路方面から来るおふたりをお出迎え。
浜中町はルパン三世の作者、モンキー・パンチ先生の出身地だそうです。
浜中駅にて無事合流を果たし霧多布岬へ…天気があまり良くなかったので、また前回のような霧の中だったらどうしようかとハラハラドキドキしながら向かいます。
霧多布岬は曇天かつ今にも雨が降りそうな感じでしたが、なんとかラッコの姿を確認できました。
ぷかぷか オスとメス?
ラッコはオスの方が体が大きいそうです。
こちらは親子。だいぶ赤ちゃんが大きい~バンザイして寝てました。可愛すぎか
ぷかぷか漂うラッコたちの上空をアマツバメがびゅんびゅん横切ります。
霧多布岬の崖で繁殖しているようです。
途中雨に降られたりと大変でしたが、ラッコに会えて本当に良かった!
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強めの雨が降る中、中標津に移動します。
昼食を予定していたうどん屋さんが麺終了で入れず、急遽中華屋さんへ。
いただいた豚もやし炒め定食(だったような気がする。全然覚えていない…)
天候がとにかく不安定で、飛行機が条件付き運航になったり遅延したりと大変でしたが、欠航することなく落石ネイチャークルーズに参加される皆様と合流できました。
レンタカーを2台に増やし、一旦別行動になりましたので中標津あたりをぶらぶら。
角が立派なエゾシカのオス。エゾシカの角が欲しいんですよね~
夏はスリムなキタキツネ。
夕方の便で中標津に到着したアザラーさんと合流し、宿へ戻ります。
夕食はコテージのレストランにて、エスカロップと花咲ガニ!withしろたん♡
レストランはお酒の持ち込み可能です!
夕食は海鮮メインのセットかエスカロップが予約のときに選べます。花咲ガニがついてくるのは予想外でした。
夜にコテージに泊まった皆様と花火をする予定でしたが、雨の為翌朝に延期となり…
4日目
そして迎えた最終日。今日も絶賛霧です(この写真はマシな方)
早朝朝花火してるときは…
こんな感じでした。でも明るいうちに花火しても綺麗で楽しいという新たな発見がありました。
※コテージで花火をする際は事前に許可を得て下さい。音の激しいものはダメだそうです。
朝食は7時から一斉にという事だったので、花火終了後いそいそと身支度をしてレストランへ。
小ぶりな鮭でしたが美味しかった!満足です。
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落石ネイチャークルーズは欠航の場合9:30までに連絡がきます。
コテージのチェックアウトが9:00なので、連絡が来ないことを願いつつ根室市内にある根室市歴史と自然の資料館へ向かいました。
ここは根室市に関する史書や自然資料の展示、保管をおこなう施設です。
アザラシやラッコをはじめ、北海道に生息する様々な動物の剥製があります。
クラカケアザラシ、ゴマフアザラシ、ゼニガタアザラシの剥製です。
この資料館のアザラシ剥製はみんなお顔が可愛い…!
突如押し掛けた8人のアザラー達に、職員さんも驚かれておりました。ここはどちらかといえばラッコに興味のある方がよく訪れるそうです。
ラッコとラッコの赤ちゃんの剥製。このラッコはオスで、めっちゃ大きいです。
ラッコといえば鳥羽水族館、海の中道の子たちが有名ですが北海道でみられるラッコとは違うんですよね。こちらはチシマラッコ(アジアラッコ)で水族館の子たちはアラスカラッコだそうです。
写真見切れてますがラッコの毛皮があり、そちらはそーっとお触りさせていただけます。
もっふもふのふっかふかでした。
鳥類や小動物の剥製。ヒグマの剥製もありました。
この部屋だけでもかなり見応えあります!職員さんもすごく丁寧に解説して下さり、時間潰しにちょこっと寄るようなところではなかった…次回根室に行ったら飽きるまで居たいですね~。
ちなみにこちらの資料館信じられない事に入館料無料でした。
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資料館を後にし、落石ネイチャークルーズの受付場所、エトピリ館へ向かいます。
記述が前後しましたが、資料館に向かう道中で確認したいことがあり今回のチャーターを手配して下さったアザラーさんが連絡したところ『出航します』とのお返事がありました。
本当に本当に良かった…!!✨
エトピリ館で受付と支払いを済ませ、あとお手洗いも済ませます。船にトイレはありません。
クルーズは11時出航、13時30分帰港なので2時間半耐えなければなりません。
救命胴衣を着用し、乗船場へ向かいます。
今回の船!漁船ですね🐟
その日によって船違うみたいです(担当してくれる船長さんによるのかな?)
とにかく海霧濃くてなんも見えませんが出航~~
落石ネイチャークルーズは普段、海鳥を見ながら島の方まで行き、アザラシやラッコをみてまた戻ってくるというルートですがチャーターだとアザラシがいるスポットまで直行し、時間の限りそこに滞在してくれるようです。
走行中の船から撮ったケイマフリ
赤い足がかわいい。船に驚いて飛び去って行きました。
霧で良く見えませんがウミウ?とカモメ
画像補正してもイマイチわかりませんがウの仲間だと思います…
荒波の中ぷかぷか漂うラッコ
ラッコは見たいと話していたので船を停めてくださいました。
浮かんでいるのにもふもふ感が伝わってきます。まるでぬいぐるみのよう…
外洋なので風もあるし波もあります。船酔いしやすい人は酔い止め絶対飲んだ方がいいです!
30分ほどでゼニガタアザラシの生息地(というか良く寝てる岩場)に到着です。
最初、「絶対いるポイントがありますのでそこに行きましょう」と連れて行ってもらった場所に全く見当たらなくてざわつきましたが、その島の反対側に行ったら居ました。よかった…
ゴロゴロしてる~~かわいい!
ゼニガタアザラシはこの時期換毛期のようで、みんな毛を乾かしたいから岩の上で転がっています。
岩を巡って所々で小競り合いもおきていましたよ。
保護色な3連ザラシ…
茶色い毛が古い毛です。早くぴかぴかの毛になるといいね。
こちらは今年産まれのチビゼニちゃんです。昆布のベッドでうとうとしてました。ヨダレもたらしてかわいい…
刺さってる?と思いましたが私たちが滞在している1時間ほど、この子はずっとここにいました。
船長さんに「本当にずっとここでいいの?」と言われながらもアザラシを眺めていました。
アザラシたちも、普段は10分くらいしかいない船が1時間も滞在しているので「まだいる…」と思っていたことでしょう。ごめんね。
スマホ(iPhone13pro)の3倍ズームで撮ってこのぐらいの距離です。
スマホで撮れないことはないのですが、望遠レンズがあると良いですね…ズームがきくコンデジでも良いと思います(たぶん)
帰港する途中でもラッコに遭遇しました。
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下船後、道の駅スワン44ねむろのレストランで昼食。
スパカツ(ミートソーススパゲティ&とんかつ)をいただきました。これは確か釧路の有名グルメ。
昼食後中標津まで戻り、残る人・札幌方面へ行く人、帰る人各々別れました。
私はこの日が最終日だったので、中標津→千歳経由→羽田便で帰り。
北海道は何度来ても良い。早く道民になりたいな~
普段は1人or夫婦で行くことが多く、それはそれで楽しいのですが「同じ目的をもった人」と行く旅がこんなにも楽しいなんて驚きました。
欠航になってしまった7月も含めて本当に良い経験、良い思い出になりました。
お会いした皆様に心より感謝いたします。